肥満


肥満の原因

★遺伝説
原因としては「過食よりも遺伝子が重要な役割を果たしている」という認識が、研究者の間では前提となりつつある。
「体は一定の体重を保とうとする機能」がある。
そして、ある人にとって望ましい体重は遺伝子によって決定づけられる。
したがって、その人が太っていてもそれは「本人にとっては正常な状態となっている」という。
また、遺伝的要因については、20世紀終わりにレプチンというホルモンがエネルギーの消費増加と食物摂取量低下をもたらすという説が発表された。
その後、肥満に関係した多くのホルモン様物質が発見されており、脂肪組織は、単なるエネルギー貯蔵庫ではなく、内分泌器官と考えられるようになってきており、それらホルモン様物質の多くは炎症に関係している。

★食習慣
2003年の世界保健機関(WHO)の報告書では、肥満を増加させる要因として、高カロリー食品、動物性脂肪などに多い飽和脂肪酸、ファーストフード、砂糖の添加されたジュースが挙げられ、反対に肥満を低下させる要因に食物繊維の多い食事や野菜や果物がある。
他には、肥満になる親と同じ食事と同じ生活習慣をさせられた子は、親と同じく肥満になる事が多い。
逆に、親の肥満を見て健康体へ強い意志を持ち正常体型の子も居る。

★社会環境
2007年7月、フラミンガム心臓研究で、肥満は、社会的絆を介した伝染病であることが示された。
隣人には伝染しないが、友人、兄弟、夫婦の関係を通して伝染し、異性よりも同性に伝染しやすいことが明らかとなった。

★睡眠不足の影響
他には、睡眠時間の短さと肥満との相関関係を指摘する意見もある


(Wikipedia)


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